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音楽全般、とくにk-pop(神話/SHINHWA)をはじめ、もろもろ話題でまったりと。どなたでもおこしやす。


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日本沈没、観てきました→小松左京→星新一=SF作家は落語好き?

日本沈没、観てきました→小松左京→星新一=SF作家は落語好き?_e0006314_20343813.jpg映画「日本沈没」観てきました。

映画館で映画見るなんてほぼ1年ぶりよ~。久々。
# そんなに経ってないかな?
# 前回観たのは「僕の彼女を紹介します」の試写会

最近の映画館ってとても快適な施設になってるのね。
私が幼少のころは映画館ていうと
なんか薄暗いこきたないイメージがあるんだけど。(ていつの時代の話)

えっと、感想かく前に。こんなおもしろ企画があるってこといま知った。
みなさまご存知でした?にほんいがいぜんぶちんぼつ。ほげほげ。

   * 『日本沈没』の映画化で『日本以外全部沈没』も映画化!





.
.
◆SF作家は落語がお好き?
「日本沈没」の原作は小松左京。(「第二部」ってのもあるらしい)
日本沈没、観てきました→小松左京→星新一=SF作家は落語好き?_e0006314_20384651.jpg* 日本沈没(上)@小学館文庫
* 日本沈没(下)@小学館文庫
* 日本沈没・第二部






小松左京といえばSF作家。
SF作家といえば、星新一。
て連想ゲームじゃないけど。

星新一さんはSF作家というか
ショートショートで代表されることが多いのかな。

小学校~中学生の頃、星新一の作品(特にショートショート)にはまって
かたっぱしから読み漁った時期があったのを思い出しました。
当時の国語の先生からは「ショートショートばかり読むのはあまり薦めない」
といわれていたのですが、そんなことはおかまいなしだった。ごめんね先生。

ふといまおもったんだけど。
なんで「ショートショート」とくりかえすの?
短編小説のことだとおもうんだけど、「ショート」じゃ語呂のおさまりがつかないからかな。
まどうでもいっか。


    【追記】 
    ◆ショート小説
    「短編小説」のことで、通常、400字詰め原稿用紙にして30枚~60枚くらいの小説。
    ◆ショートショート
    ショート小説よりさらに短く、3枚くらい~20枚程度の小説。

    …とのことです。教えてくださってありがとうございます>鍵コメさま。


当時、小松左京の作品は、なんだかこわいイメージがあったのでほとんど読まなかったけど
星新一の作品は、こども心にもわかりやすくコミカルかつシュールだったのでよく読んでいた。
あの独特で風変わりで不思議な世界観が好きだったの。

ところで星新一と小松左京はなかよし。
上にはったリンク記事中にもそれ関連のエピソードが盛られており

★★★
『日本沈没』とともに忘れてはならないのが筒井康隆のパロディ小説『日本以外全部沈没』である。題名の通り日本列島以外の陸地すべてが沈没、唯一の陸地である日本へ世界の著名人が集結という設定。『日本沈没』のヒットを祝う席で星新一が題名を提案し、小松左京の許可を得て筒井康隆が執筆したといわれている。
★★★

へー。うひょー。おもれー!
遊び心がある作家仲間ってかんじで、いいねー。楽しすぎ。

関係ないけど、日本には「星薬科大学」ていう薬学系の大学があるのですが@品川
星新一さんのお父さま、星一(ほし はじめ)さんが創立に関係。立派な方だったみたい。
星新一の作品の中には、科学的な記述がたくさんある。
特に科学好きじゃなくてもたぶん、わくわくおもしろく読めるよ。
ちなみに星新一さんが父・一さんのことを書いた作品はこちら

* 「明治・父・アメリカ」(新潮文庫)
* 「人民は弱し官吏は強し」(新潮文庫)


んで、すっかり星新一さんに話がいっちゃったけど、小松左京さんも一風変わった方。
ここ↓に書いてあるんですが、小松さんも星さんも落語好きだったとは知らなかった。

* 「落語とSFの意外な関係」 小松左京@asahi.com

↑この朝日新聞のコラム、今日はじめて読んだんですけど、おもしろかった!
「星新一らとともにSF作家クラブを創立」したあたりの「入会規定」のくだりなんか特に。(笑
ええい引用しちゃえ。(引用元は上記リンク)

★★★
そういうたら星新一も落語が好きやったな。おもろい人でな。1963年にSF作家クラブいうのを星さん達とこさえたんや。創立メンバーは僕ら以外に、半村良とか光瀬龍、あと手塚治虫、それに筒井康隆とかね。それでこれから会員が増えるやろうと思てな、SF作家クラブの入会資格を決めよういうことになったんや。そしたら星新一がね、「宇宙人はダメ。死んだ人はダメ。これは競馬に夢中な奴が中におったからやけど、馬はダメ。4番目が星新一より背の高い人はダメ。筒井康隆よりハンサムな人はダメ。ほんで小松左京より重い人はダメ」言いよんねん。それでな、一回星さんより5センチほど背の高い人が入ってきたんや。その時星さんがどない言うたと思う? 「足をツメろ!」やて。ひどい話やろ。
★★★

おもろないですか?
わたしこういうの大好き。へんかな?
自分がこういう多面的な発想を瞬時にできないんで、こういうこと考えられる人尊敬しちゃう。
遊び心があるというか。そういえば星新一さんの作品はこういう発想てんこもりだったな。


で、「日本沈没」に話を戻すと、
どうやったら日本を沈没させるストーリーをうそくさくなくリアリティたっぷりに描けるか?てことで
作者・小松左京さんは、日本を代表する地球物理学者・竹内均教授にアドバイスを求め、
日本沈没に至るプロセスのストーリーを作ったとのこと。
発想から書き上げるまでに9年かかったんですって。


ところで…
なかなか映画の感想までいきつきませんな。

んじゃ、感想はまた別エントリたてます。
え、いらんて?…すまん、たてさせて。(誰にいうとるの

んー、でわ、忘れないうちに一応ざくっと感想。ひとことでいうと


             「原作を熟読してみたくなりました」


なぜ?って聞かないで。理由、ビミョー。(爆
てか白状しちゃうと「んー。なんだかなー。」だったの。


いったい原作で小松左京はなにをいいたかったのか?


それを猛烈に知りたくなる作品です。(て、ヲイ…。
そういうことばかり考えながら映画館からの帰路についてました。


てか、わしが、映画からテーマをうけとる力がないだけかも…映画、見慣れないもので。
まぁでも音楽と一緒で、映画を観て感じる人が感じるまま。で、いいんだと思いますが…。


あと思ったことはねー。
CGとかがすんごくチャチく思えて。CG使うことで、かえって、うさんくさく思えて。
創作費うん億円とかいわれてますが。どうなの。てごめん。製作者。
わたし、普段からCGってあまり好きじゃないんです。
リアリティが増すどころか、どんどんリアリティから解離してゆく気がして。


あー。なんか小学生の夏休みの日記みたいになっちゃいました。
すみませんねぇ、もう。


で、原作はどっから出版されてるのかとか、調べちゃった。
てかそんなこと調べんでもおそらく、大きめな本屋いけば、
みつけやすいとこに原作が山積みになってると思うけど。

明日以降、本屋に走ります。


あ、出演者について、ひとことだけ。

くさなぎつよしさん。かっこいい。びっくりしました。
演技してる彼をみたのは初めてで。いやー。びっくり。かっこよかった。男らしかった。
惚れそうになりました。彼の他の作品、観てみたいと思った。


◆関連リンク
* 小松左京略歴@日本SF作家クラブ
* 小松左京とその時代
by gaaco127 | 2006-08-29 14:44 | ★ Arts(美術、映画 etc.)