2007年 11月 03日
Vo.藤原基央の声と世界観に、またしても…
花の名
BUMP OF CHICKEN
2007/10/24
ほぼ1年ぶりにリリースされたBUMP OF CHICKENの新譜。
映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』主題歌。MVはこちら
ずっと気になってて、やっとTSUTAYAの試聴機で聴いたよ。
それからきょうはもうなんかいリピートしたことか。
そしてまたしてもVo.藤原基央の声と世界観に…
.
.
花の名
BUMP OF CHICKEN
2007/10/24
ほぼ1年ぶりにリリースされたBUMP OF CHICKENの新譜。
映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』主題歌。MVはこちら。
よかったら、聴きながらどうぞ。
.
.
イントロ、
軋むアコースティックギター、
シンプルなメロディラインと伴奏。
シンプルに響くVo.藤原基央の声。
この人の声は独特だ。ふしぎなゆらぎ。そして妙に郷愁を誘う。
このブログでなんどか書いたことがあるけど、
わたしは、BUMP OF CHICKENが好きだ。
Vo.藤原基央はシンガー・ソング・ライターにして、BUMPの要的存在。
この人のたたずまいと声と世界観が、たまらない。琴線を否応なしにくすぐる。
ここN-tunes.comのふだんの記事はK-POP中心、
さいきんはとくにヘソンのことばっかになってたけど…
J-POPもそれなりにチェックはしている。
J-POPのチェックといっても、意図的になにかするっていうよか、
生活の中でしぜんと...街中歩いてたり、TVから耳に入ってくる程度の。
で時間ができると、TSUTAYAやHMVの試聴機で、重点的に聴きまくる。
そんなだけどBUMPの新譜だけは
出ないかな、出ないかな。まだでないかな…と。
やっと出たぜちきしょー、待たせたなこのやろー。てかんじ(何ておことば)
だってさこのひとたち、いい意味で無理しないから。リリース間隔、あくあく(笑)。
.
.
◆ほぼ1年ぶりにリリースされたシングル「花の名」
映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の主題歌(11/3~公開)。
まだ観てないけど(観ないかもしれないけど)
TSUTAYAの試聴機で聴いてたら
曲の流れるエンドロールを観てる感覚におそわれると同時に
あたまのてっぺんからつまさきにかけてじゅんぐりぞわぞわ鳥肌がたった。
いままでたくさんの曲を聴いてきて
意識コントロール外に鳥肌たつ経験はたくさんしたけど、きょうみたいに
「あたまのてっぺんからつまさきにかけてじゅんぐりぞわぞわ鳥肌」な感覚は
はじめてでびっくりしたよ^^;
◆Vo.藤原基央の声
冒頭でも書いたけど、
シンプルで余計な装飾の一切ないこの楽曲。
そこへシンプルに響く藤原の声。この人の声はほんとうに不思議だ。
独特なゆらぎ。
郷愁を妙にさそわれる。
優しいような、冷たいような。
シンプルだけど、風情があり、
シンプルだけど、風景が見える。
そしてなによりやっぱり「ゆらぎ」
ゆらいでゆらいで、シンプルだけどゆらいで、
サビにむけてゆっくりゆっくり、せつせつと…
そしてわたしのヒジョーに個人的な見解でしかないのだけど、
この人のうたごえは「ラスト」で「ばくはつ」する。
どんな意図で本人が歌ってるかなんてわからないし、
どんな意図でペース配分をしてるかしらないけど、
詞で言えば、ラストの2行あたりにくると…
そのラストのあたりを歌う彼の声は、人間業では出来ないことをやってのけている気がする。
抽象的でごめん。端的にいうと「ラストでほんとうに心底ぞくっとさせられる」のである。
◆ライター藤原基央の歌詞
ふだんわたしは音楽を聴くとき歌詞はあまり聴かない。
聴かないようにしてるというよりは、あまり気にしてない。
でもそれは、歌詞なんてどうでもいいという意味ではなく。
気になるとすれば、歌詞が音に乗ってるかどうかって点。
字余りだろうがどうだろうが、音に乗ってさえいたら耳に心地よい。
だけどBUMP OF CHICKENの歌はいつも、歌詞をすごく意図的に聴いてしまう。
彼らの(というかVo.藤原の)歌詞は、いつもずどんと胸にダイレクトにはいってくる。
「花の名」の歌詞は、ごくシンプル。
藤原ってひとは、けしてベタな歌詞はかかない。ある意味、天才肌なのか?
「メロディが歌詞を呼ぶ」らしい。あるときとつぜんいろんなパーツがくみあわさるらしい。
◆藤原基央の世界観
このひとは、独特な世界観をもっていて
かつ、すごく頭のいい人なんだろうなと思う。
インタビューなんかは、内容も深く、結論は明快。
なもんで、BUMP特集が掲載されてる音楽雑誌は
みかければいっきに読破してしまう@立ち読み(ごめ)
とくに、音楽ライターである鹿野淳さんとの対談は抜群。
鹿野さんは音楽ライターであると共に藤くんのファンだし
藤くんも鹿野さんには心を開いてるからか(鹿っぺとか呼んでるし)
内面まで奥深くつっこんだ内容のインタビューにしあがってゆく。
ちなみに鹿野さんは雑誌ロッキン・オンの元編集長。
現在は独立、MUSICAという音楽雑誌を発行。
◆フレーズ「あなたが花なら」
ところで今回の曲のサビには
「あなたが花なら」てフレーズがある。
一人称は「僕」なのか「俺」なのか
二人称は「あなた」なのか「君」なのかって選択があるけど
今回はとくだんきどって「あなた」を選んだというわけではない…らしい。
幾つかの歌詞の断片とフレーズとがもうすでに随分前からどちらも存在していて、
それら断片が繋ぎあわさってひとつの音楽としてできあがったらしい。
わたしは自分で歌詞を書かないし曲も書かないし
だからそれがどんなにすごいことなのか(それともみんながやってることなのか)とか
ぜんぜんわからないのが惜しいけど、なんとなくすごいことなんだろうなとか思ったり。
「あなたが花なら」と歌う藤原の声は
優しくもあり、すこしだけセンチでもあり、ぶっきらぼうでもあり、つきはなすようにも聴こえ…
聴き手が「あなた」なのか「こちらがわ」なのかは、聴き手に任せるスタンスの歌詞とのこと。
◆普遍性のある音楽
とある音楽雑誌の、藤原のインタビュー中で「普遍性」という言葉が出てきたの。
そこでふと思い出した。先日書いた「大衆的であることへの挑戦」の主題「大衆」。
もしかすると「大衆的な音楽」ってのは、
その音楽がある種の「普遍性」をもって、
ひとびとの心にさまざまな形で鳴り響くことなのかと。
「大衆的」と「普遍性」のことについては、後日あらためて書いてみようかと思う。
とにかく藤原の声は耳に、心に、胸に、ずどんと
時に優しく、時にせつなく、時にざんこくなほどびしっと直球で虚像を突いてくる。
それは藤原自身がとてつもない覚悟と責任感のもとに音楽を鳴らしていて
孤独と対峙し腹を括った生き方をしていることと無縁ではないかもしれない。
ところで
ここを訪れてくださってる方は「憂歌団」てご存知でしょうか。
BUMPの歌を聴いてるとなぜか彼らの音楽を思いだします。
ブルースを、とてつもなく、藤原のフィーリングから感じます。
◆関連リンク
※花の名@Wikipedia
※花の名@HMV
BUMP OF CHICKEN
2007/10/24
ほぼ1年ぶりにリリースされたBUMP OF CHICKENの新譜。
映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』主題歌。MVはこちら
ずっと気になってて、やっとTSUTAYAの試聴機で聴いたよ。
それからきょうはもうなんかいリピートしたことか。
そしてまたしてもVo.藤原基央の声と世界観に…
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花の名
BUMP OF CHICKEN
2007/10/24
ほぼ1年ぶりにリリースされたBUMP OF CHICKENの新譜。
映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』主題歌。MVはこちら。
よかったら、聴きながらどうぞ。
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イントロ、
軋むアコースティックギター、
シンプルなメロディラインと伴奏。
シンプルに響くVo.藤原基央の声。
この人の声は独特だ。ふしぎなゆらぎ。そして妙に郷愁を誘う。
このブログでなんどか書いたことがあるけど、
わたしは、BUMP OF CHICKENが好きだ。
Vo.藤原基央はシンガー・ソング・ライターにして、BUMPの要的存在。
この人のたたずまいと声と世界観が、たまらない。琴線を否応なしにくすぐる。
ここN-tunes.comのふだんの記事はK-POP中心、
さいきんはとくにヘソンのことばっかになってたけど…
J-POPもそれなりにチェックはしている。
J-POPのチェックといっても、意図的になにかするっていうよか、
生活の中でしぜんと...街中歩いてたり、TVから耳に入ってくる程度の。
で時間ができると、TSUTAYAやHMVの試聴機で、重点的に聴きまくる。
そんなだけどBUMPの新譜だけは
出ないかな、出ないかな。まだでないかな…と。
やっと出たぜちきしょー、待たせたなこのやろー。てかんじ(何ておことば)
だってさこのひとたち、いい意味で無理しないから。リリース間隔、あくあく(笑)。
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◆ほぼ1年ぶりにリリースされたシングル「花の名」
映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の主題歌(11/3~公開)。
まだ観てないけど(観ないかもしれないけど)
TSUTAYAの試聴機で聴いてたら
曲の流れるエンドロールを観てる感覚におそわれると同時に
あたまのてっぺんからつまさきにかけてじゅんぐりぞわぞわ鳥肌がたった。
いままでたくさんの曲を聴いてきて
意識コントロール外に鳥肌たつ経験はたくさんしたけど、きょうみたいに
「あたまのてっぺんからつまさきにかけてじゅんぐりぞわぞわ鳥肌」な感覚は
はじめてでびっくりしたよ^^;
◆Vo.藤原基央の声
冒頭でも書いたけど、
シンプルで余計な装飾の一切ないこの楽曲。
そこへシンプルに響く藤原の声。この人の声はほんとうに不思議だ。
独特なゆらぎ。
郷愁を妙にさそわれる。
優しいような、冷たいような。
シンプルだけど、風情があり、
シンプルだけど、風景が見える。
そしてなによりやっぱり「ゆらぎ」
ゆらいでゆらいで、シンプルだけどゆらいで、
サビにむけてゆっくりゆっくり、せつせつと…
そしてわたしのヒジョーに個人的な見解でしかないのだけど、
この人のうたごえは「ラスト」で「ばくはつ」する。
どんな意図で本人が歌ってるかなんてわからないし、
どんな意図でペース配分をしてるかしらないけど、
詞で言えば、ラストの2行あたりにくると…
そのラストのあたりを歌う彼の声は、人間業では出来ないことをやってのけている気がする。
抽象的でごめん。端的にいうと「ラストでほんとうに心底ぞくっとさせられる」のである。
◆ライター藤原基央の歌詞
ふだんわたしは音楽を聴くとき歌詞はあまり聴かない。
聴かないようにしてるというよりは、あまり気にしてない。
でもそれは、歌詞なんてどうでもいいという意味ではなく。
気になるとすれば、歌詞が音に乗ってるかどうかって点。
字余りだろうがどうだろうが、音に乗ってさえいたら耳に心地よい。
だけどBUMP OF CHICKENの歌はいつも、歌詞をすごく意図的に聴いてしまう。
彼らの(というかVo.藤原の)歌詞は、いつもずどんと胸にダイレクトにはいってくる。
「花の名」の歌詞は、ごくシンプル。
藤原ってひとは、けしてベタな歌詞はかかない。ある意味、天才肌なのか?
「メロディが歌詞を呼ぶ」らしい。あるときとつぜんいろんなパーツがくみあわさるらしい。
◆藤原基央の世界観
このひとは、独特な世界観をもっていて
かつ、すごく頭のいい人なんだろうなと思う。
インタビューなんかは、内容も深く、結論は明快。
なもんで、BUMP特集が掲載されてる音楽雑誌は
みかければいっきに読破してしまう@立ち読み(ごめ)
とくに、音楽ライターである鹿野淳さんとの対談は抜群。
鹿野さんは音楽ライターであると共に藤くんのファンだし
藤くんも鹿野さんには心を開いてるからか(鹿っぺとか呼んでるし)
内面まで奥深くつっこんだ内容のインタビューにしあがってゆく。
ちなみに鹿野さんは雑誌ロッキン・オンの元編集長。
現在は独立、MUSICAという音楽雑誌を発行。
◆フレーズ「あなたが花なら」
ところで今回の曲のサビには
「あなたが花なら」てフレーズがある。
一人称は「僕」なのか「俺」なのか
二人称は「あなた」なのか「君」なのかって選択があるけど
今回はとくだんきどって「あなた」を選んだというわけではない…らしい。
幾つかの歌詞の断片とフレーズとがもうすでに随分前からどちらも存在していて、
それら断片が繋ぎあわさってひとつの音楽としてできあがったらしい。
わたしは自分で歌詞を書かないし曲も書かないし
だからそれがどんなにすごいことなのか(それともみんながやってることなのか)とか
ぜんぜんわからないのが惜しいけど、なんとなくすごいことなんだろうなとか思ったり。
「あなたが花なら」と歌う藤原の声は
優しくもあり、すこしだけセンチでもあり、ぶっきらぼうでもあり、つきはなすようにも聴こえ…
聴き手が「あなた」なのか「こちらがわ」なのかは、聴き手に任せるスタンスの歌詞とのこと。
◆普遍性のある音楽
とある音楽雑誌の、藤原のインタビュー中で「普遍性」という言葉が出てきたの。
そこでふと思い出した。先日書いた「大衆的であることへの挑戦」の主題「大衆」。
もしかすると「大衆的な音楽」ってのは、
その音楽がある種の「普遍性」をもって、
ひとびとの心にさまざまな形で鳴り響くことなのかと。
「大衆的」と「普遍性」のことについては、後日あらためて書いてみようかと思う。
とにかく藤原の声は耳に、心に、胸に、ずどんと
時に優しく、時にせつなく、時にざんこくなほどびしっと直球で虚像を突いてくる。
それは藤原自身がとてつもない覚悟と責任感のもとに音楽を鳴らしていて
孤独と対峙し腹を括った生き方をしていることと無縁ではないかもしれない。
ところで
ここを訪れてくださってる方は「憂歌団」てご存知でしょうか。
BUMPの歌を聴いてるとなぜか彼らの音楽を思いだします。
ブルースを、とてつもなく、藤原のフィーリングから感じます。
◆関連リンク
※花の名@Wikipedia
※花の名@HMV
by gaaco127
| 2007-11-03 23:12
| ★ Music(K-pop etc.)